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 イアン・ファルーン
 Ian R.H. Falloon (通訳付き)
 その他、OTP東京センタースタッフ
場所  慶應義塾大学病院
 
〒160−8582
 東京都新宿区信濃町35番地
日時  10月31日(金)10:00〜18:00
主催  NPO法人 みなとネット21


精神障害者が地域の中で生活をしていたとしても、良好な状態を維持し、社会参加できるかというと必ずしもそうではありません。薬物の副作用に悩まされたり、再発の契機にもなるストレスへの効果的な対処が不十分であることも少なくありません。通常の外来診療のみで個々の生活上のストレスを効果的にマネージメントすることは現実的に困難といえます。
こうした地域中心型のメンタルヘルスの実践プログラムとして開発されたのが“Optimal Treatment Project(OTP)”で、イアン・ファルーン先生のイギリス・バッキンガムでの実践経験に基づいています。OTPの基本戦略は、地域で生活する精神障害者自身とその支援者が疾病の理解を深めることによって、再発を未然に防ぎ、かつ「よりその人らしく」生活するための個々のニーズに見合ったケアプランを立て、医学的な治療のみならず心理的・社会的・経済的な包括的なアプローチを継続的に行うことにあります。

こうした包括的アプローチは欧米を中心に広く実践されており、実際、基本的な薬物療法に加えてこうした治療技法を導入することで再発が防げたとの報告が多く発表されています。包括的アプローチの基本的戦略の中でも特徴的なのは現実の生活場面における問題解決技法に重点をおいているところにあります。当事者のみよりも家族や友人・同僚などの援助者に焦点を当て、ストレス対処法が再発率を優位に低下させることが明らかになってきており、家庭に限らず、ストレスが存在すると考えられる場面で介入して周囲の態度変容も期待するものです。当日は、精神保健福祉の分野に従事している専門職の方々を対象に地域における包括的メンタルヘルスサービス(OTP)の基本的戦略と認知行動療法的家族介入の技法をわかりやすく解説しロールプレイを通じて臨床場面での応用を学びます。

 地域で生活する精神障害者の援助を行う際の、具体的援助技術としてぜひ活用いただきたいと思います。



■Program

 

基本戦略についての講義

9:30〜

 受付

10:00〜12:00

 講義:OTP入門
 演習(1) 積極的傾聴・自分の気持ちの伝え方

13:00〜14:00

 演習(2) 早期警告サイン

14:00〜16:00

 演習(3) 問題解決技法

16:00〜18:00

 演習(4) 不快な体験(幻聴・幻覚)への対処の仕方

*途中休憩が入ります。