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現実生活場面における問題解決技法の実際 スキルアップコースのご案内(初級・専門職対象) |
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主催:特定非営利活動(NPO)法人 みなとネット21 |
精神障害者が地域の中で生活をしていたとしても、良好な状態を維持し、社会参加できるかというと必ずしもそうではありません。薬物の副作用に悩まされたり、再発の契機にもなるストレスへの効果的な対処が不十分であることも少なくありません。通常の外来診療のみで個々の生活上のストレスを効果的にマネージメントすることは現実的に困難といえます。したがって、地域で生活する精神障害者が再発を未然に防ぎ、かつ「よりその人らしく」生活するためには、個々のニーズに見合ったケアプランを立て、医学的な治療のみならず心理的・社会的・経済的な包括的なアプローチが必要となるのです。こうした包括的アプローチは欧米を中心に広く実践されており、実際、基本的な薬物療法に加えてこうした治療技法を導入することで再発が防げたとの報告が多く発表されています。「みなとネット21」では、ニュージーランドのオークランド大学のイアン・ファルーン教授が提唱した統合失調症をはじめとする精神疾患に対する包括的メンタルヘルスサービスであるOTP(Optimal
Treatment Project)を基本モデルに多職種チームを編成した地域活動を展開しています。包括的アプローチの基本的戦略の中でも特徴的なのは現実生活場面における問題解決技法に重点をおいているところです。当事者のみよりも家族や友人・同僚などの援助者に焦点を当て、ストレス対処法が再発率を優位に低下させることが明らかになってきており、家庭に限らず、ストレスが存在すると考えられる場面で介入して周囲の態度変容も期待するものです。ケースマネージメントの手法を用いて機能障害・生活障害・ハンディキャップが消失するまで継続的に介入します。
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受講費 「精神科リハビリテーションワークブック」 定価 本体2,200円(税別) 申し込み・お支払い方法 お振込み先 ご不明な点などございましたら、下記メールまたはFax&Telまでお問い合わせください。 特定非営利活動(NPO)法人みなとネット21 |