ぜんかれんレビュー 22号 「和今洋在」より

この宣言は、世界中の当事者および家族が、いつでもどこででも息の長い継続的で最適な治療を約束されるように、当事者と家族それに医療チームの理想的なネットワークのありかたをまとめたものです。

1. 多職種からなる治療チームが、当事者を中心に家族や援助者と密接な連係を持っていること。
2. 当事者・家族の社会的および医療上のニーズに注意が向けられていること。
3. 副作用は最小、効果は最大の最適な薬物療法を受けられること。
4. 治療チームが家族の訴えをよく聴きながら協調し、必要な時には家庭訪問をして適切な援助をすること。
5. 家族介入に際しては、家族の希望が充分に反映されていること。
6. 家族の抱えている問題点が定期的に評価され、柔軟に対応されていること。
7. 常にニーズに合わせた継続的な心理教育が行われていること。 「早期警告サイン」を把握しておくこと。
8. 再発の危険に対して、周到な危機介入計画が用意されていること。
9. 明確なコミュニケーションと積極的な傾聴を心掛けること。
10. 家族が「問題解決技法」を身につけていること。
11. 家族間のコミュニケーションが円滑に進むよう工夫すること。
12. 病気の結果生じた生活障害に共感を示すこと。
13. 病状に応じて生活上の目標設定を柔軟に変更すること。
14. 家族会や「ぜんかれん」などの社会的支援体制を活用すること。
15. 家族介入の終了後も、必要とあれば直ちに専門家に相談できること。

World Schizophrenia Fellowship
Best Practice Committee:
Ian Falloon (New Zealand)
William McFarlane (USA)
Julian Leff (U.K.)
水野雅文 (慶應義塾大学精神神経科)
村上雅昭 (明治学院大学社会福祉学科)
Tilo Held (Germany)
Rhada Shankar (India)
Fuller Torrey (U.S.A.)
Ulf Malm (Sweden)
Judit Harangozo (Hungary)

BACK